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8月1日更新 |
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2回目は漆芸伝統工芸士の穴吹悦男さんです。漆塗の盆・菓子器などの小物クラフトをはじめ、パネルやオブジェ・座卓などを制作販売されています。サンメッセ香川で行われた「香川の家具とぬりもの新作見本市」にお邪魔しました。 | |||||
【プロフィール】 昭和5年 高松市生まれ 昭和25年 叶X繁入社。 昭和40年 独立 給ヲ和設立。 昭和58年 伝統工芸士に認定。 【受賞暦】 第26回全国漆器展知事賞 第33回全国漆器展中小企業庁長官賞 日本伝統工芸士功労賞 第34回全国漆器展実行委員会奨励賞 四国経済産業局長功労賞 優秀漆工技術者表彰伝産功労者表彰 平成18年 瑞寶單光章受賞 |
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■サンメッセ香川出展ブースにて | |||||
漆に顔料を混ぜることにより絵画のような色使いが可能 | |||||
土台はチップボードや紙紐テープ |
紙紐を編んで形成した型に漆を塗ったもの |
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穴吹さんの作品を拝見すると、多彩な色使いとユニークな形が特徴的。作品を手にすると「これは、布。」とすぐさま作品の説明がはじまりました。布を型に合わせて形成することで木では難しい形も作ることができる。そのほかにも紙紐を同心円状に巻いた盆や壁掛け、紙紐の壷など他のブースにはない個性あふれる作品が所狭しと並んでいました。 一般的な香川漆器とは一味違った作品を作り出す穴吹さんですが、モリシゲで15年間、伝統的な手法を学んだそうです。 アイデアはどのように 「人と同じことをするのは嫌。」という性分があるから、常にどうしようかと考えている。思い立ったらまずは試作してお客さんのところに持っていてみる。その反応を確かめて、改良していく。 布や紙を使い出したのは、はじめは余った漆を紙や布に吸わせて捨てていたことから思いついた。漆を吸った紙布は硬くなり、意外に重厚感がある。私は、修行時代から家具を手掛けていたから、つくるものも、つい大きくなる傾向がある。大きくすることで漆の色合いが生きる。」 やりがいは 職人暦57年の穴吹さん。この仕事のやりがいを教えてください。 「なんといっても、つくった物が売れること。私は、芸術家ではないから、作品を作ることだけでは満足はできん。つくったものが売れて、お客さんの手に渡って、それが使われて喜んでもらえること。これが一番。それに、漆は使われることによっていい色になる。味わいが出てくる。」 伝統を伝えるために 香川県漆器工業組合では、土曜日・日曜日・祝日に、栗林公園商工奨励館において伝統工芸士による漆器の製作実演が行われています。穴吹さんも組合員として、実演されているそうです。 |
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■自宅工房にて | |||||
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